【英語の勉強】知らなかった“we”の使い方
「われわれ日本人は……」の“we”は失礼な言い回し?
「日本人は……」という意味で、よく
“We, Japanese…”
と言う日本人が多いが、これは聞いている外国人に対していささか失礼な表
現になります。
と言うのは、英語の we は相手と自分とを一体化する働
きをもつことばなので、
“We, Japanese…”
と言うと、
「(あなたがたではない)われわれ」
というふうに、外国人を意識的に除外しているようにとられます。
こういう場合は、単に
“Japanese people…”
と言えばよいのです。
印象をやわらげる “we”
個人を単位とする英語社会では、you と I とのあいだに越えがた
い溝があります。
その溝を埋めるためか、本来 you や I を使うべきところでも、印象
をやわらげるために we が次のように使われてます。
@保護者の “we”(parental “we”)
親が子どもをしかるとき、「〜しなさい」と一方的に言うのでは
なく、一緒にこうしようね、おたがいいい子でいようね、などとい
う表現方法があります。
例)
We must be a good boy.(いい子にしましょうね)
A謙譲の “we”(modest“we”)
リンドバーグ(Lindbergh)が大西洋単独横断の大成功を、自分
ひとりの力でなく関係者一同の功に帰して、
“l did…”ではなく
“we did…”
(われわれが……をやった)
と語ったということからきています。
ちなみにこの we は「リンドバーグの“we”」とも呼ばれます。
講演者などが聴衆との一体感を促すために、I や you の代わりに
この modest “we” がしばしば使われています。
「英検TOEFL TOEIC英会話勉強法&英語教材おすすめ.BIZ」トップページはこちら。