TOEICリスニング対策 アクセントだけが聞こえる?
リスニングの勉強をする際にぜひとも知っておいて
もらいたいことがあります。
英語の単語のなかで音として聞こえるのは母音ひ
とつだけであるという大原則です。
聞こえるのはアクセントがある母音の音だけで、それ
以外の音はほぼ聞こえないと思ったほうがいいです。
そして、聞こえない音を無理して聞こうとしないように
するのがコツです。
辞書で単語を引くと、ひとつの単語に1ヶ所、「’」の
記号がついているところがあります。
これがアクセントのある母音を表す記号です。
この記号がついている音だけが聞こえるのだと思って
ください。
長めの単語の場合は向きが反対の「`」がついている
ものもありますが、これは第ニアクセント。
たとえば、 forget (忘れる)だったらアクセントはeの上に
ついていますから、聞こえるのはほぼ「ゲッ」という音だ
けになります。
「ゲッ」の前にかすかにもごもごっと子音のfが入るので、
単なる「ゲッ」という感じとも少し違いますが、基本的
には他の音については聞こえないと思ってください。
綴りを見るとつい「フォーゲット」と聞こえるように期待し
てしまいますが、絶対にそうは聞こえないのです。
unforgettable (忘れられない)だったら、e の上にアク
セント記号の「’」がついていて、もうひとつuの上に第二
アクセント記号の「`」がついています。
あえてカタカナで書けば「(アン)ゲッ」
という感じになると思います。
Japanだったら「ジャパン」ではなく「パン」だけ聞こえます。
profit (利益)なら「プロフィット」ではなく「ロ」だけ(アメリカ
英語だと「ラ」に近い)聞こえます。
beautiful なら「ビューティフル」ではなく「ビュー」だけ聞こえ
ます。
繰り返すうちにアクセント以外の音も聞こえてくる?
上記のことは大げさに言っているわけではなく、実際そんな感じになりま
す。
自分で口に出すとするならば、「ビュー」だけ思い切って強く
発声して、残りの tiful の部分はもごもごとやりすごす感じで
良いでしょう。
もしくは、囗の形だけ tiful っぽく動かして無声で息だけ吐く感
じでいいのです。
そうやって、アクセントのある部分以外は聞こえないんだと思っ
てネイティブの音声を繰り返し繰り返し聞いていると、不思議
なことに、
少しずつアクセントのない部分の音も聞こえてきます。
beautiful の tiful の音までかすかに聞こえるようになってくるでしょ
う。
そうすればしめたもの。
リスニング問題の音声もかなり聞き取りできるようになっている
はずです。
アメリカ映画などを見ていて、最初は、
「ラ、ドー!」
としか聞こえなかった台詞が、100回くらい繰り返して聞くうち
にやっと、
「Look the door!」
に聞こえるようになったりします。
『英語はアクセントのある母音しか聞こえない』
TOEICリスニング対策の勉強をする前に、この原則をぜひ叩き
込んでおいてくださいね。
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