【TOEICとは】TOEICの最高スコア(点数)とは本当は何点?
TOEICとは本当に毎回スコア(点数)990とれるのか?
TOEICテストのスコアは、リスニング、リーディング
の各セクションの正答数が5点〜495点の点数に
それぞれ換算されます。
このセクションのスコアを合わせたものが、10点〜
990点の合計点(トータルスコア)となります。
一般的に、このトータルスコアをTOEICスコアと
呼んでいますが、この最高点は毎回990点とは
限りません。
事実、公開テスト第80回の最高スコアは985点、
第81回の最高スコアは975点でした。
実は、全問正解でも、毎回990点が出るわけでは
ないのです。
問題が公開されている第3回の公開テストのスコア
換算表(Score Conversion Tables)では、正答数
(Raw Score)が、200問の全問正解でも、リスニング
495点、リーディング485点のトータルスコア980点とな
っています。
これは、毎回のテスト毎に評価基準にズレがでないよ
うにEquatingと呼ばれる難易度の調整を行ってスコア
換算表を作成していることによります。
また、TOEICテストの誤差は、トータルスコアで±35点
(実力が上がったかどうかの判断としては約50点)です
から、990点でも、975点でも実力的な差があるとは必
ずしも言えないわけです。
在日のネイティブの英語教師10人にTOEICを受験して
もらったら、平均点が950点であったというデータもありま
す。
ノンネイティブの日本人が990点を取ったからといって、
「ネイティブより英語がうまい」とは言えないでしょう。
最近は990点にこだわる人も少なくなく、「990点目標」
といった書物も出ていますが、あまり意味のないことな
のです。
誤差も考えると、950点くらいが現実的な意味での満点
と言えるかもしれません。
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