TOEIC新公式問題集をフル活用する勉強法
TOEIC教材で絶対欠かせないのは『TOEICテスト新公式問題集』です。
というのも、TOEICを出題しているETS自らが作った問題集だから。
TOEICには残念ながら過去問集がないので、この模試本が本番に最も近い内容となるのです。
なお、他の各出版社からも模試本を発行しているので、これらも併用するといいでしょう。
模試本を解くのは大事な勉強で、以下のような効果があります。
どれくらい成長したのかがわかる
勉強すれば、力がつきます。
しかし、「本当についたのか?」「どれくらいついたのか?」を把握するには、模試本を解けば分かります。
大抵の模試本は、正答数から本番でのリスニングとリーディングの予想得点が出せるようになっています。
これにより、前に解いた時よりも、自分がどれくらい成長したかが把握できるわけです。
スコアが上がっていればモチベーションが高まります。
スコアが同じないし下がっていたら、勉強法を見直す契機になるはずです。
得意・苦手を把握する
自分はどこが得意でどこが苦手なのかも、模試本を解いてみることで分かります。
次のような項目を立てて、各々を比較することが大事です。
リスニングとリーディング
7つのPart
同じPartの中でも、文法、語法、語彙など
自分の得意分野と苦手分野を把握することで、その後の勉強方法を考えたり、さらには今の自分の実力で最高点を出すための戦略が立てたりができます。
原則的には、苦手分野の易しい問題を確実に取ってスコアを伸ばすほうが、得意分野のよりハイレベルな問題を取りに行くよりもよりラクです。
というのは、頻出領域だけ勉強すればよいため、勉強の時間も手間もかからないからです。
ただし、試験直前に迫った短期間だと、事情は変わります。
読解力を問われるものよりも、文法の知識を試す問題のほうが短期間でスコアが伸ばしやすいので、文法対策を優先させたほうがいいでしょう。
「設問先読み」を習得する
リスニングのPart 3 、4で使う「設問先読み」は、ぶっつけ本番で成功するほど簡単な技ではありません。
本番と同じインターバルで、同じぐらいの量の質問文・選択肢を読むことによって習得できます。
特に、リスニング放送に追いつかれた場合に、1問捨ててリズムを立て直すのは、何度か練習しないと身につかないでしょう。
復習用素材にする
模試本は時間を計って解いたら、何度も復習してしゃぶりつくしましょう。
特に、ナレーターが本番と同じ『TOEICテスト新公式問題集』のリスニングパートの音声は、試験本番前の聴き込み用教材として最適です。
ただし、時間を計って模試本を解く前に問題を見てしまうと、当然実力よりいい点が出てしまうので、復習は一度時間を計って解いてみてからにしましょう。
的確な時間配分ができるようになる
TOEICは時間不足で悩まされます。
実際にどれくらい時問が足りないのかを、ぜひ体感しましょう。
それを踏まえて、次のことを実践します。
模試本を解く、模試本で、勉強法の見直しや本番での作戦立案ができる
今の自分の実力だと、TOEICの制限時間内でどのあたりが、どの程度回答できるのかを知る
自分の得意不得意分野をあぶり出し、本番の時にあえて捨てていく所を見極める
。
結果を今後の勉強内容を見直す材料とする。
初めてやってみるとびっくりするくらい時間がなくて驚くと思いますが、一度その洗礼を受けると、今後の勉強でやるべきことが見えてきます。
というか一度その洗礼を受けないと、大学入試感覚の勉強から抜け出せないと思います。
TOEICは、分からない問題は悩まず勘でマークして、次の問題に行くことが重要です。
TOEIC本番の受験経験を積むのもいいですが、答え合わせができないのと、時間とお金がけっこうかかってしまうことが難点でしょう。
このように、模試本は色々な意味でとても効果的な教材です。
本番までに5回はやっておきたいところです。
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