日本で英語を学んだ人には2つの典型的なパターン
があります。
@リスニングということがまったく頭にない
リスニングが英語を聞くことだということはわかるのだけ
ど、それがいったい英語の勉強においてどういう意味
合いを持つのかということについてはさっぱりわからない
といった人。
A語学学校などで比較的実戦的な教育を受けた人
このグループの人は聞き取りやディクテーションの訓練
を受け、一応リスニングというものが実際にどういうもの
かということはよくわかっています。
しかし、その学習上の意味合いということになるとよく理
解できていません。
というのも、彼らにとってはリスニングはあくまでも゛テスト対策″
の一環であり、単にテストに出るからせざるをえないといっ
たレベルの行為でしかありません。
日本人のリスニングに対する認識はたいていこのようなかん
じの人が多いと思います。
つまり、
@まったくピンとこない、
Aテストに出るから仕方なくやる、
というだいたい2つのグループに分かれます。
リスニング能力は英語学習の要
しかし、上記のような認識のままでいると英語力を伸ばす
ことはとても難しくなります。
それというのも、リスニングには英語を勉強する上で゛要″
ともいえるとても重要な働きがあるからです。
その働きとは「記憶のツール」です。
リスニングというのは英語を聞くことですが、これはもちろん
英語の「音」を聞くことです。
ところが、この「音」というのは、何度も聞いていれば自然と
記憶に残るというたいへんありがたい特徴があります。
ここがミソです。
たとえば今ここに「It can't be true.」という例文があるとして、
私たちはこれを読んで書いて覚えろと教えられたわけですが、
そんなややこしいことをしなくてもこれをテープに入れ、ただ聞
くだけで「音」の形、すなわち「音像」として記憶に焼き付ける
ことができます。
そうやってまず「音」の形で英語をしっかりと頭に入れておいて、
後からづづりなどを練習した方がはるかに覚えやすいはずで
す。
実際、私たちはみなそうして日本語をマスターしてきましたよね。
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