TOEFL iBTテストリーディング問題のをさえるべきポイントとは、何と言っても「構造」の把握です。「構成」、「展開」と言い換えてもよいでしょう。

TOEFL iBTテストリーディングセクション傾向と対策

【TOEFL iBT 勉強法】リーディングセクション傾向と対策

 

TOEFL iBTテスト リーディング問題パッセージトピック

 

文系、理系、社会科学系と多岐に渡ります。

 

いずれも客観的で学術的な文章で、小説、随筆、時事評論、宗教論など主観的・論争的な文章は出題されません。

 

設問の解答に必要な情報はすべて文中に記されていますが、トピックについて事前に一定の知識があるに越したことはありません。

 

頻出分野については、あらかじめ教養程度の知識と重要語句を勉強しておきましょう。

 

リーディングセクション頻出トピック

 

Zoology「動物学」

 

Botany 「植物学」

 

Health and Medicine 「健康・医療」

 

Earth Science (geology, climate, weather)「地球科学」

 

Astronomy「天文学」

 

Business / Economics / Technology 「ビジネス・経済学・科学技術」

 

Cultural Studies / Sociology 「文化・社会学」

 

Natural History and Ancient History 「自然史・古代史」

 

Early American History 「初期アメリカ史」

 

Post-Civil War History 「南北戦争後の歴史」

 

Native Americans 「先住アメリカ人」

 

American Writers, Artists, and Musicians 「アメリカ人作家・芸術家・音楽家」

 

 

 

TOEFL iBTテスト リーディング問題の文章の難易度

 

アメリカの大学の教科書レベルです。

 

 

各センテンス(文)の文構造も分かりやすく、パラグラフ(段落)間の論理的構成も明瞭です。

 

しかしボキャブラリー(語彙)のレベルは分野によって差があり、特に理科系の内容だと難しく思われることもあるかもしれません。

 

 

 

【TOEFL iBT 勉強法】学習アドバイス

 

 

本番では確かに読解のスピードが求められます。

 

しかし、ただ速く読もうとするだけでは、速く読むことはできません。

 

 

ゆっくり読んで分からない文章を、いくら速度をあげて読んでみても、分かるようにはなりません。

 

むしろ普段の対策としては、一文一文を丁寧に読み進める伝統的な「精読]がお勧めです。

 

「速読」、「精読」と2つの異なる読解スキルがあるのではありません。

 

 

速読とは、「精読が速くできることです。

 

「急がば回れ」です。

 

 

まずは一文一文の文型や構造を確認し、分からない単語があれば英和辞書で確認し、ゆっくり読み進めましょう。

 

和訳も学習方法としては非常に効果的です。

 

 

読んでいる英文の「どこが分かって、どこが分からないのか」、自分自身で確認できるからです。

 

精読は、「精」読であり、「誠」読であり、そして、「正」読です。

 

 

TOEFL iBT リーディング問題のおさえるべきポイント

 

リーディングのポイントは、何と言っても「構造」の把握です。

 

「構成」、「展開」と言い換えてもよいでしょう。

 

英文の構造は、小さい単位から順に、

 

 

@「文構造」(センテンスの構造)、

 

A「文間構造」(センテンスからセンテンスへの展開)、

 

B「段落間構造」(パラグラフからパラグラフへの展開)と大別できます。

 

 

大切なのはこの3つの構造を意識して、正確かつ効率的に読むということです。

 

じっくり文章を味わうのではなく、必要な情報を検索するつもりで読むようつとめましょう。

 

 

ただし、いわゆる速読や斜め読みでは、アカデミックな文章には歯が立ちません。

 

 

【TOEFL iBT 勉強法】 リーディングセクションの問題形式

 

 

TOEFLのリーディングでは700語程度のパッセージを3〜5つ読み、設問に答えます。

 

各パッセージには12〜14問程度の問題が設けられています。

 

 

解答時間はすべてで60分〜100分です。

 

 

パッセージを読んでいる時間も制限時間に加算されます。リーディングはいくつかのパートに分けられていて、各パート内では自由に前の問題に戻ることができます。

 

 

配点は基本的に1問につき1ポイントですが、設問によっては2ポイント以上が加算されます。

 

 

そのような設問の場合、問題指示文に表示されます。

 

ポイントの合計が最終的なスコアに変換されます。

 

 

 

【TOEFL iBT 勉強法】リーディングセクション問題の解答時のアプローチ方法

 

パッセージを読むとき、“速読”と称してただ急ぐだけでは、設問解答のときにつけが回ってきます。

 

大切なのは自分で7〜8割方理解できる速度を一定に保ちつつ、読み進めることです。

 

 

このとき分からない語や表現があっでも気にし過ぎないようにしましょう。

 

 

最初は分からなかった箇所が、後から徐々に分かってくることが少なくありません。

 

 

また当然ですが、設問の対象にならない部分の理解は、極端に言えば、分からなくてもあまり問題ありません。

 

また個別の段落内容、単文の言い換え、代名詞の指示対象、類義語を問う設問は、必ずしも論旨全体を理解していなくても、十分に解答可能です。

 

 

 

とにかく、諦めず、めげずに分かるところから、答えられるところからアプローチしましょう。

 

 

 

【TOEFL iBT 勉強法】パッセージを読み全体をつかむ

 

設問を解き始める前に必ず、パッセージ全体の雰囲気を確認しましょう。

 

パッセージをスクロールして、トピック、段落数、長さ、構成を大まかにつかみましょう。

 

その際、一般に

 

discourse marker 「ディスコースマーカー」、

 

あるいは

 

signal words 「シグナルワーズ」

 

と呼ばれる、文章の展開を示す表現に留意しましょう。

 

 

〈シグナルワーズの例〉

 

列挙 first, second, third, finally, then, next

 

例示 for example, for instance.

 

追加 and, in addition. moreover, besides

 

対照 but, however, although, in comparison, on the other hand

 

比較 as, like, in the same way, similarly

 

結果 so, therefore, thus, consequently, as a result

 

原因 because, since, due to, thanks to
 
換言 in other words, namely, that is

 

 

 

【TOEFL iBT 勉強法】ワナに注意して選択肢を絞り込む

 

 

設問に解筥する際は、正しい選択肢を「選ぶ」というよりも、より正しい選択肢を「絞り込む」という姿勢で臨みましょう。

 

 

最初の選択肢が正しく見えでも、より正しい選択肢が後にある可能性もあります。

 

パッセージ中の該当箇所を読み返し、内容を理解したら、選択肢同士を十分に比較検討しましょう。

 

 

一般に、文中の表現をそのまま繰り返している選択肢は受験者を惑わす「ワナ」の危険性があります。

 

 

逆に正解肢に多いのは、文中の指摘を別の表現で言い換えているものです。

 

 

 

 

 

 

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