自分でスピーキング(発音)できない音はリスニング(聞き取り)できない。

自分でスピーキング(発音)できない音はリスニング(聞き取り)できない。

自分でスピーキング(発音)できない音はリスニング(聞き取り)できない。

英会話の言い回しやフレーズをたくさん覚えたところで(リスニングがある程度できると仮定して)、実際の会話が成立するか
というと、これが必ずしも成り立たないのです。

 

 

英語初心者と英語のネイティブスピーカーの会話が成り立たない理由の60%は、聴いている側が相手の言っていることを理解できないからです。

 

 

つまり、リスニングカ不足にあると言えます。

 

 

そして、残りの40%はこちら側のの言っていることを相手が理解できないからです。

 

 

つまり、スピーキングカ不足です。

 

そして、このスピーキングカに大きく影響しているのが、英語の正しい発音です。

 

 

発音は絶対に軽視できないのです。

 

 

間違えると大変なことになりかねません。

 

 

たとえば、“She" (彼女)という単語どSee”(見る)という単語は、発音をカタカナで書くと「シー」になりますが、発音が全然違うのです。

 

 

 “She”

 

 

の方は、発音記号で、

 

 

 “∫i:”

 

 

 と表記される発音です。

 

 

これは、子どもに静かになさいという意味で、唇を前に突き出しながら、人差し指を縦にかさねて「シー」と言うとき発する音に非常に近い音です。

 

 

一方、

 

 

 “See”

 

 

の方は、発音記号で、

 

 

 “si:”

 

 

 と表記される発音です。

 

 

これは、先のように唇をとがらすのではなく、唇を水平方向に両端に引っ張ります。

 

 

そして、舌を口内の上の壁に近づけながら、「シー」と息をもらすように発音します。

 

 

 ですから、

 

 

 “She wants to see you."

 

 

 という簡単なフレーズでさえも、キチンと発音しないと相手には、極端な話、

 

 

“See wants to she you."

 

 

や、

 

 

C wants to see you.

 

 

はたまた、

 

 

Sea wants to C you.

 

 

に聞こえ、相手はさっぱり理解できないわけです。

 

 

 英語のネイティブスピーカーの囗周りの器官(唇、舌、のどなど)の構造が、日本人のそれとは違って特殊なわけではありません。

 

 

要は、英語の音を発した経験の少ない日本人は、英語の音を上手に発するようにこれらの器官が上手く動かせないだけなのです。

 

 

 

口周りの器官が正しい英語の音を発せられるようにトレーニングし、かつ楽器のようにチューニングするのが発音の練習です。

 

 

しかし、理論はわかっていても実際に教えてくれる人がいて、実践しないとなかなか発音は身に付かないでしょう。

 

 

一度正しい発音法が身に付くとリスニングカが飛躍的に向上します。

 

 

自分の英語の発音が改善されるにつれて、英語を聞いたときに「“th”の音だ」、「“v”の音だ」というように簡単に聞き分けられるようになます。

 

 

たとえば以前は、

 

 

 “l want to do it.”
 (それをしたい)と、

 

 

 “l won't do it.”
 (それをしない)

 

 

 というのが聞き分けづらかったものが、とても聞き分けやすくなったりします。

 

 

 

リスニングの学習だけではリスニングカを向上させるのには限界があります。

 

 

リスニング学習を500時間続けるよりも、正しい発音を習得した方が、リスニング能力の向上は早いです。

 

 

発音の勉強をした人の多くが、「その後の英語の学習が楽しくなった」と言っています。

 

 

今までうまく理解できなかったテレビドラマなどが数段聞き取れるようになるからです。

 

 

言語能力で、しゃべる能力と聞く能力はある意味では一対の能力です。

 

 

ですから、一方の能力だけを引き上げても総合力は上がらないというのは理にかなっているはずです。

 

 

 将来的にはイントネーションも練習する必要があります。

 

 

イントネーションの違いで相手に伝わる意味が変わってくるからです。

 

 

たとえば、同じ、

 

 

 I'm sorry.

 

 

 と言っても、語尾のイントネーションが下がれば、

 

 

「すみません」

 

 

 という謝罪の意味になります。一方、語尾が上がれば、

 

 

「もう一度言って下さい」

 

 

 という問い返す意味になります。

 

 

“Thank you.”

 

 

 の場合、語尾が下がれば、プレゼントをもらったときなどに誠

 

 

意を込めて感謝の気持ちを表す際に使います。

 

 

語尾が上がれば、日本語の「どうも」の意味に近く、店員などにあいさつ感覚で使います。

 

 

ですから、相手に親切にしてもらったのに、イントネーションの語尾を上げでThank you.”と言うと「どうも」の意味になり、相手に対して失礼になります。

 

 

 しかし、まずは正しい発音をマスターすることを強くおすすめします。

 

 

正しい発音を勉強しないと、何年経っても日本語訛りが強い発音から抜け出せません。

 

 

最後に、勘違いして欲しくないのは、発音の勉強さえすれば、リスニングの学習はさほどしなくていいとは言っていませんのでご注意を。

 

 

 

 

 

 

 

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